法人向け調査サービスのご案内
企業の周辺には、様々なトラブルが潜在しています。
売掛金の未回収、納入代金の引下げ、仕入代金の値上げ、オフィス賃料の値上げ、高額な解約手数料要求など、財務状況に直接影響を及ぼすようなトラブルから、従業員の退職に関する問題、労務の提供を適切に果たさない従業員、背任・横領・情報漏洩など「人」に起因して、のちに深刻な状況に発展しかねない問題も社内には潜在しています。
また、商品やサービスを利用する消費者からのクレーム(風評被害リスク)、ライセンス契約に関する認識の齟齬(営業制限リスク)など、外的なトラブルに起因してじわりじわりと経営状態を悪化させることもあるでしょう。
トラブル回避の3つのポイント
様々なトラブルを回避する為に重要なポイントは『予防』『定期健診』『精密検査』の3つです!
そうです。医療の考え方とまったく一緒です。
人の体も健康体が望まれるように企業体も健康であることが重要だと考えています。
◦予防・・・手洗い、うがい、予防接種。感染症の場合は隔離措置なども他者に感染させない予防行動になります。
企業体がトラブル回避に必要な予防行動は「トラストチェック」と「リスクチェック」です。
具体的には、契約相手の状況を知り信用度合を計る。採用予定者がエントリシートに虚偽事項がないか、将来的なリスクが潜在していないかなどを知ることを目的とした事前に行う調査が予防に該当します。
◦定期健診・・・定期的に健康状態の変化をチェックしたり経過観察のように予後を診ることを主たる目的とした診断もあります。
企業体がトラブル回避に必要な定期健診は「コンディションチェック」と「コラプションチェック」です。
具体的には、継続的な取引相手に変わった様子がないか現況を知る。異動後の従業者に悪化するような状況がないかを知る。業務に不安定さがある従業者に対して変化がないか定期的に状況を把握するなど、既に社内外に利害関係が発生している相手に対して行う調査が定期健診に該当します。
◦精密検査・・・定期健診等で見つかった異常値がどのような原因によって引き起こされているのかを知り、適切な対処法を見出すための検査。
企業体がトラブル回避に必要な精密検査は「ファクトチェック」と「コーズチェック」です。
ここで云うファクトチェックとは一般的な情報の真偽を検証するものではなく、実際に何が起きているかいち早く掴むことを意味します。
具体的には取引先から入金が確認できない事態が発生した際に、単に担当者のミス(ヒューマンエラー)なのか、取引先企業自体に大きな問題が発生しているのか、金融機関の問題なのかなど、何が起きているかをいち早く掴むことによって速やかで適切な対処ができることになります。また、発生した問題を深刻化させずに根本から解決するには、発生原因(コーズ)を知ることが重要になります。
このように社内外に発生した問題に対して、深刻化の回避や根本解決を目指して行う調査が精密検査に該当します。
採用予定者、内定者 | |
反社会的勢力、犯罪、事件の関与、債務状況、素行、交友関係のチェック |
待遇変更検討社員、定期観察対象者、異動後社員 | |
適応性、職務遂行能力のチェック |
新規取引検討先、M&A検討先 | |
基本財務調査、信用・実態調査、役員の勤務状況チェック |
問題社員、休職社員、退職社員 | |
問題行動の有無のチェック |
管理職、優秀社員、登用社員、労働組合関係者 | |
憂慮事項の有無、適格調査 |
商取引に関わる取引相手、金銭被害に関わる相手 | |
聴取による証拠収集、音声反訳、書証 |
背任、横領、情報漏洩、ハラスメント等の不正・不法行為を行う社員 | |
立証、損害・被害の特定、実態の解明 |
競合他社、子会社、下請け、業界関係者、社内不穏分子、クレーマー等 | |
業務妨害や不正・不法行為の有無、実態の解明、是正工作、書証作成 |
出向・派遣社員 | |
選定サポート、再就職先・派遣先の基本調査 |
社内部署、チーム、グループ |
|
業務低迷の現状・背景・原因の調査、改善策の提案 |