私たち探偵のお仕事は、他の会社勤務と違い、調査内容によって

始業時間も就業時間も極端に変化します。

 

その日は、前日深夜までの張込を終えたスタッフのみんなが眠さと闘いながら、かわるがわる

体を揺らしつつ報告書などに向き合っていたので、

 

私は、、、

 

「昨日遅かったんだから、順番にみんな仮眠してください!!」

 

スタッフA

「大丈夫です!これ夕方までに終わらせたいんで・・・!」

と、PCの方を指差す。

 

他のスタッフたちはAに同調するように、、、

無言でうなずきました。

 

「さっきからみんな船漕いでばっかりで、ほとんど仕事が先に進んでないんじゃないの?」

 

スタッフAがいたずらな微笑を浮かべて

「はい!おかげで船はだいぶ先に進みました。。。」

 

「ほら、、、ねっ・・・・・いいから休みなさい!そのあと効率あげて頑張ってくれればいいから!」

 

一同

「は~い・・・・・」

こんなやり取りをしてる時でした。。。

 

オフィスの電話が鳴り、短いやり取りのあと、受話器を置いたスタッフが、

「女性の方からで所在の調査と料金についてのお問い合わせでした」

 

探偵業は海外ではかなり権威のある職業なのですが、、、日本国内では、相談や依頼を考えている側からは、まだまだ敷居の高い、少し怪しげな業界のようで、多くの方は私たちに警戒をした様子で問い合わせをしてきます。。。

このお電話も最初は、、、

「そんなひとつかな・・・?」

なんて思っていました。。。

 

ところが、、、その後数日の間に同じ女性から何度かご連絡を頂き、事情をお聞きすると、債務者の所在が判らない為

債権回収が進まずに困っているご様子でした。。。

 

それなら、所在調査完了後に債権回収について適したアドバイスができるもの

 

に担当させた方がスムーズにいくと判断して、ベテラン男性スタッフを向かわせることにしました。。。

 

相談者の女性は、電話の声にハリがあって若い印象がしていたので「男性スタッフが出向いたら警戒をするのでは?」

と少し不安はありましたが・・・・・・・

 

そこはさすがベテラン、最初の相談で、ある程度ご信頼を頂いたようで、それまでの経緯と

相手が「証券マン」であることなどなどをお伺いして帰って来ました。。。

 

後日、調査スタートとなるのですが、、、今回の調査対象者(債務者)はただのマジメな証券マンではなくて、

 

少し非現実的な「夢見る証券マン」だったのです。

この続きは「夢見る証券マン2」の更新をお待ちください。