私のわがままな思いから、単なる所在調査に止まらなくなった本件。。。
当初、生活状況を知るのに1週間の張り込み計画を立てたのですが、、、、
いざ、マルヒ宅の張込を開始してみると、本人はなかなか動かないんです。。。。。
じっとしていても汗がしたたり落ちてくる季節に、、時にはエンジンを消した車内で、、、時には路上で、、、、、、6~16時間という過酷な調査となってしまいました。。。。。
依頼人様から、事前にマルヒについて、一貫して証券マンを通しているけど勤務先を転々と変えてきた経緯を伺っていました。
その他に、直近の勤務先を退社する時は、、
「これからフリーランスでやっていく・・・」
ですとか、、、その後、昼はフリーランスで夜は、、
「店舗経営をする・・・」
などなど、本人が話をしていたことを伺っていました。。
で、リアライズが張込んだのは、マルヒが既に退社後で、、、
その生活は↓↓の通り
行動調査開始から1週間が経過して、その間につかめたマルヒの情報は?と、いうと、、、、、
・真新しい牛乳受けの箱があるけど何も配達されない
・午前中の外出はない
・犬の散歩を毎日しない
・外出の目的はほとんど飲食
・外出の交通手段は決まっていない
・外出時の向かう方角が決まっていない
・帰宅時の戻ってくる方角が決まっていない
一切、収入に繋がる行動が見られないまま、時間だけが過ぎていきました。。。
在宅ワーク?デイトレーダー?失業保険?それとも貯蓄が多いの?
色々な疑問が湧いてきます。。。。。。。。。。
果たしてマルヒには、返済能力があるのか???
その後調査を続けても、マルヒの収入源は判明しないままでした。。。
一度返済を怠り始めた人は、なかなか前の約束通りに返済を再開することはありません・・・。
(差押えられる有効な資産などがある場合は別手段もありますけど・・・)
本件のマルヒに返済を強く求めるには、何か決定的な収入の裏付けや定額もしくは大きな支払いの裏付けを取り、その事実をもとに、解決に向けた交渉をしていくことがスムーズな進め方となるのですが・・・
「このままだと解決への糸口が見つからない・・・」
焦りと依頼人様への申し訳ない気持ちに襲われながら、引き続き情報収集に努めていると、、、
以前に依頼人様にマルヒが語っていた、経営予定の店舗の場所・店名・オープン期日などの情報が入ってきました。。。
早速調査に行ったのですが、その時点ではオープン前で、まだ違うお店が営業をしていました。。。
この時確認した店がクローズした後、マルヒがどの程度、改装費や契約など開業に向けて準備資金を使ったかが見えてくれば、支払い能力について予測が可能になってきます。。。
また、契約形態によっては、差し押さえが可能なものが出てくることが考えられたので、、、
この段階で一旦、依頼人様に調査報告を済ませて、今後の解決していく為の具体的方針を打ち合わせることにしました。。。
打合せでは、解決していくのに、複数の方法・手段があることや、そのそれぞれのメリット、デメリットをご説明差し上げたところ、依頼人様の最終的な判断で弁護士先生に代理人になっていただき進めていくことにしました。。
弁護士先生にバトンをお渡ししたことで、私たちは解決への一定の目処が立ち、少し安心していました。
私自身も、、、
「これで依頼人様の安堵の表情が見られる日も近いな」
と、少しホッとしていました。。。。。。
と・こ・ろ・が!!!!!
この続きは「夢見る証券マンⅣ」でお届けします。。