元大臣の取計いでNE社側の担当弁護士と解決に向けて交渉ができることになりました。。。
以前のNE社代理人Y弁護士の場合、当初の話し合いでハッキリしたことを一切言わずに「のらりくらり」時間ばかり過ぎて結局未解決のまま辞任してしまった経緯があるので・・・。
今回は同じ轍を踏まないように、、こちら側も代理人に加わってもらい交渉を進めることにしました。。。
双方の代理人が2回協議をした結果、何とか合意に至りましたが、その内容はNE社に出資した総額の70%弱の金額で返還合意となりました。。。
この和解交渉の結果を「りあらいず」の事務所で待っていた被害者さんは、唯一可能性が残されていた1社も満額が戻ってこないことを知ると残念そうにしていました。。。
それもその筈です!
被害者さんからしてみると長年限られた収入の中から、少しずつ蓄えてきたものが、わずか数ヶ月の間に起きた出来事で消えてしまったわけですから。。。。。
ただ、完全解決まで気を抜いてほしくなかったので、、私は意を決して被害者さんにこう言いました。。。
「これで安心できるわけではありません!!!」
「まだ、今の段階では双方の代理人が合意締結しただけで、この内容通りNE社側から支払が履行されるとは限りませんよ!」
ハッと我に返ったように被害者さんが
「そうですよね。。まだ終わりじゃないんですよね。。。」
私は更に付け加えて
「前にもお話ししたかもしれませんが、こうした事案では、、気が付いた時にはもう手遅れでまったく何も取り返せないケースがほとんどですよ!!」
「ですからNE社については不幸中の幸いと考えて、最後まで気を抜かずに頑張りましょ!!!」
と、ここまでお話をしたところで、被害者さんはすべてを理解したようでさっきまでの落胆の表情から一転して、、、
「はい!わかりました!」
と、力強く頷きました。
被害者さんが少し落ち着いたのを見計らい、私は今後の展望と方針について説明をしました。。
この合意で決まったNE社の被害者さんに対する支払い方法は合意締結時に300万円、翌月中に300万円もしくは合意締結時に300万円、翌月から100万円ずつ4回払いの、支払計600万円か700万円いずれかでNE社側が選択できるという内容だったため、、、後者を選択されたら
「・・・まだまだ長い戦いになることが必須です!NE社側の動向には今後も引き続き注視していきましょう!」
と、締めくくりその日の打合せを終えました。。。